Psychedelics

メキシコサイケデリックス留学②

前回の記事『メキシコサイケデリックス留学①』ではマジックマッシュルームについて書きましたが、今回の記事ではアヤワスカについて書いていきます。

◆アヤワスカ

アヤワスカはアマゾンの部族が1000年以上前から儀式や治療に使用してきた強力な幻覚作用のあるお茶(若しくはお酒)です。アヤワスカはケチュア語で『死者の蔓』という意味です。

アヤワスカはDMT という幻覚物質とMAOIという物質を含む複数の植物を配合して作られます。様々な植物から作る事ができ、日本でもその素材を合法的に購入することも可能です。因みにDMTは人間の体内などでも生成されます。

アヤワスカは元々アマゾンの先住民の間で使用されていましたが、現在はメキシコのシャーマンも使用しています。メキシコではアヤワスカは合法とされています(日本では現在京都アヤワスカ茶会裁判でそれについて争っています)

アヤワスカを使用したことがあるという人は、恐らく世界でも少数かと思います。日本で言えば尚更そうでしょう。LSDやケタミン、MDMAなどのパーティードラッグとして使用される幻覚剤とは異なり、アヤワスカは基本的に儀式として使用されます。その理由としては、なかなか手軽に摂取できる形状では無い事と、その効果の強さがあります。アヤワスカを使用すると、強烈な吐き気や幻覚、バッドトリップなどを引き起こします。しかしその分、LSDなどよりも『ビジョン』をを見る人が多いと言われています。

▲世界で最も有名なサイケデリックスアーティスト、Alex Greyの作品

ビジョンというのは、簡単に言えばメッセージ性のある幻覚のことを言います。

◆シャーマンによるアヤワスカの儀式

●1回目

▲儀式の様子

今回はメキシコシティにて2回アヤワスカの儀式を受けたので、それについて書いていきます。

アヤワスカの儀式当日は食事を殆ど摂りませんでした。儀式の数日前から肉やジャンクフード、ドラッグ、セックスなどを断つ様にシャーマンに言われました。

アヤワスカの儀式は通常夜中に行われます。最初にシャーマンがアヤワスカの説明をしたり、儀式の準備をします。

▲ラペを吸う様子

その後ラペという、植物の粉末を鼻から入れます。ラペはハぺとも呼ばれます。シャーマンは儀式前にこのラペをシャーマン本人と儀式を受ける人に使用します。シャーマン曰く、ラペは脳の松果体に作用して第三目の眼を開き易くするとの事です。

ハぺが終わったら、次はアヤワスカを飲みます。味は非常に苦味が強く、その時の事を思い出すだけで吐き気を催すくらい刺激が強烈でした。今まで食べたり飲んだしたものの中で最も苦かったです。通常アヤワスカは液体の状態で出されることが多いですが、自分達の場合は液体というよりはペースト状で、粘度の高いピーナッツバターの様な感じでした。そのため、飲み込むのが難しかったです。

アヤワスカを飲んですぐに強烈な吐き気を催しましたが、飲んでから1時間くらいは吐いてはいけないと言われましたし、吐きたくなかったので我慢しました。

アヤワスカの効果は摂取後1時間ほどで感じ始めました。他のサイケデリックスとは違い、初めはボーッとする様な感覚でした。アヤワスカの効果が徐々に強くなり、苦しくなって地面をのたうちまわりました。同時に過去のトラウマやコンプレックスなどが頭を駆け巡り、バッドトリップをしました。強烈な吐き気や過呼吸(?)がある状態でグッドトリップをするのは困難です。

▲ツボに入ったアヤワスカ

シャーマンは儀式の最中、楽器を鳴らしたり歌を歌っていました。その音楽には強弱の波があり、その強弱が感情と吐き気などに影響を与えていた気がします。シャーマンが強めに太鼓を叩いて歌っている時は吐き気や苦しさが強くなり、バッドトリップをしました。逆にシャーマンが優しい歌を歌ってギターを弾いているときは吐き気や苦しさが無くなり、感情も穏やかになりました。

YouTubeでペルーのアヤワスカの儀式をいくつか見ましたが、それらの儀式とは音楽などが異なりました。YouTubeで見た儀式では、シャーマンは楽器は使わずにお経の様なものを唱えていました。シャーマンに確認したところ、シャーマンによって儀式のやり方には多少違いがある様です。

基本的にはアヤワスカの効果は約6時間続きます。実際に自分の場合も約6時間で効果が切れました。時刻で言えば、24:00に儀式が始まり6:00に儀式が終わりました。儀式が終わった後は、フルーツやサンドウィッチを食べました。アヤワスカの後の食事はとても美味しく感じました。

●2回目

1回目はアヤワスカを1杯だけ飲みましたが、2回目は2杯飲みました。効果は1回目よりも非常に強く、吐いてしまいました。呼吸もかなり荒くなり危険を感じたため、一杯だけにした方が良いと思いました。

◆まとめ

アヤワスカは以前から興味があったので、今回儀式を受けることができて良かったです。自分は幻覚を見にくい体質なこともあり、儀式では幻覚を見ることはできませんでしたが、とても良い経験になったと思います。次はペルーで儀式を受けてみたいと考えています。